大震災 小平の市民団体はどう動いたか 3/4
ゲストスピーカー : ヴォット・マリオさん(イタリア語教師)
在日7年のイタリア語教師ヴォット・マリオさんは、震災時、「坐っていたら、後から蹴られた」ように感じる程の強い衝撃があり、普段の地震では家の外へ出ない日本人が外へ出ていたので、「えらいことになったと思った」と話しました。日本政府が本当のことを発表しない間に、外国の友人から「原発は大丈夫か」というメールを受けたり、イタリア大使館のホームページを読んだりして、日本にいることが大変危険であることを知ったということです。ヴォットさんは、政府の記者会見での「ただちに影響を及ぼすわけではない」という発表を聞いて、とても心配になり、怖くなったと言います。そして、知人を頼って関西へ逃げました。
出席者の留学生たちは、震災に遭っているのに静かに行列に並ぶ日本人に驚いたと言いました。震災後、母国からの命令で留学生たちは帰国しました。日本に来ようとしていた学生たちも政府から来日を止められていたそうです。ヴォットさんと留学生の話から、日本政府と海外政府の原発に対する判断に大きなちがいがあったことがよくわかりました。
最後に、ヴォットさんは、「絆」という漢字を黒板に書きました。「見えないつながりだから、外国人には見えない。見えないが強い。」と話しました。こういう時だからこそ、市民活動が大事になる、という司会者の言葉でサロンを終わりにしました。
開催情報
開催日時 | 平成24年3月4日(土) 14:00-16:00 |
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場所 | あすぴあ会議室 |
費用 | 300円(茶菓代 イタリアのケーキ) |
お申し込み方法 | 終了しました |